京都旅行記③〜最終日 お土産

イノダコーヒー本店

3日目の朝。

京都の朝食の定番中の定番、イノダコーヒー本店へ赴いた。

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私のオーダーは毎度同じで「京の朝食」。
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夫はミートローフセット。
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ここのコーヒーは初めからミルクと砂糖が入って出てくるので、普段は専らブラックで飲むコーヒーだが、イノダコーヒーに来た時だけは何となくお店の流儀に従って甘いコーヒーを飲むことにしている。

イノダコーヒーが好きなのは店内が広くてとても落ち着くところ。お手洗いの前の廊下にはインコやオウムのいる鳥籠もかかっているし、中庭は緑が豊かだし、様々な座席があって座る度に新鮮な気持ちになれる。そして新聞も置いてあり1人でもゆっくり過ごすことができる。

それと、基本的に年中無休で朝7時から営業しているところも朝の早い旅行者にはありがたい。

ちなみに入ってすぐ右の大きな丸テーブルは京都の旦那衆が集っていて、地元の常連客用の席になっているようで、そんなところも観光客には面白い光景なのだ。

 

最終日なので散歩を兼ねて朝からお土産を買って歩く。

錦市場でおすすめのお土産

イノダコーヒー本店を出てのんびり10分くらいで錦市場に着く。

近喜 生麩

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まだ8時半頃だったので錦も開いているお店が少ない。そんな中お目当ての近喜が開いていた!

ただし並んでいたのは生麩だけ。粟とよもぎの2種類をいつも通り買って帰る。

錦には他にも生麩のお店がいくつかあるが、私は断然こちらのものが好きだ。

以前滋賀の夫の実家に買って行った時も大層喜ばれた。柔らかくて、風味豊かで大好きな味だ。

この店では他にもひろうす、揚麩、麩饅頭をお土産によく買う。京都にいた頃母がよく買っていたのでそのまま真似をしている。

ひろうすは煮物にしてももちろん美味しいけれど、旅行後の疲れが残っている時にはトースターで温めてそのまま食べたりショウガ醤油で食べたりする。

揚麩は薄く切ってそのまま温燗のアテに。

見た目は地味だけど、噛む度にジュワッと旨味が溢れてたまらない。

こういうお店や商店街が近所にあったら本当に楽しいのに!といつも思う。

 

亀末廣


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ホテルの冷蔵庫に生麩を預けて、また近場を散策する。

デパ地下にも支店も出していない老舗の和菓子屋さん、亀末廣。

どっしりした京都らしい店構えで、丁寧に接客して貰い、羊羹の琥珀(クチナシで色付けした黄色い羊羹)

、絹のしずく(和三盆の落雁)、一休寺(玄米落雁)を購入した。

本当は生菓子も食べたかったけど、まだまだ暑いので持ち歩きのことを考えで断念。
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桐箱入りの上品な佇まい。


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絹のしずくはほろりとした食感で納豆がアクセントになっている。

琥珀は透き通るような甘さ控えめの涼やかな味わい。

写真にないが、一休寺は芳ばしく、お店の方に教えてもらった通りコーヒーにも合いそうな味わい。

亀末廣は朝8時半から営業なので朝の散策の際にも立ち寄れる。次回はぜひ美しい生菓子も買ってみたい。

 

ファイブランとル・プチメック


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9時の開店に合わせて続いて人気のパン屋さんへ。

どちらもイートイン(プチメックは外のスペース)出来るので焼き立てを朝食にと思ったのだが、9時まで待てなかったのでお土産用にした。

パン好きなので爆買いして、帰宅後しばらくパン祭り状態だった。

プチメックは日比谷店もあるみたいなので、東京に行った時は是非買いたい。

 

志る幸


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チェックアウト後は早めのランチに志る幸へ向かう。

ちなみにこの時もスーツケースは三井ガーデンホテル京都駅前まで1つ300円で届けて貰うサービスを利用して身軽に歩く。本当に便利だ。

心身共に元気な時には気づかないのだが、妊娠してからちょっとした事ですぐ体調に変化がある中、ここの食事は身体が喜んでいるのがよくわかった。

白味噌の甘いお味噌汁は通常はお豆腐だが、追加料金で色々アレンジできる。私は毎度おとしいもを頼んでいて今回もそうしたが、夏なので夫の頼んだ通常のお豆腐の方が良かったかもしれない。他にもはもやくじらも気になるところだ。

よくこういったお弁当を頼むと1品くらい微妙に気に入らないおかずがあったりするのに、志る幸では全てが唸る程美味しい。いつもは母と2人で来るが、初めて来た夫の口にも合ったようだ。

着物を着た女性が一人で食べていたりするのもこのお店によく似合う。

 

点邑

 

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食後は天ぷらの点邑へ、お弁当を取りに向かう。

ちゃんと帰りの新幹線での夕飯も手ぬかりなくリサーチ済みだ。

ちなみに京都へ行く前に毎度熟読する婦人画報の京都本があって、今回のセレクトもその中から。


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赤出汁付きが嬉しい。
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大満足の贅沢お弁当で旅を締めた。

 

 

そして翌朝からはパン祭り。
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プチメックは全体的にチョコレートやドライフルーツを使ったパンが美味しくて、ファイブランはハード系のパンが好みだった。

冷凍したパンは例によってせいろで蒸すとふっくら焼き立てのようになり、朝から幸せな気持ちになれる。