白湯とシルク、ウール靴下で冷え取り生活

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私は暑がりやの寒がりやだ。結婚してからは家で過ごすことが多くなり、服装は見た目よりも着心地や機能性重視になってきた。10代のころ、母が自宅で熱心に冷え取りを行っているのを見て、5本指の靴下を履くなんてかっこ悪い、それにたくさん重ね履きして洗濯も大変そうだと馬鹿にしていたが、今30代になった自分は母に負けないほど冷え取りをしている。

一番効果があったのは実は白湯を飲むことで、明らかに生理痛が軽くなり、生理前のイライラや精神不安定もおさまった。白湯の健康法を知ったのは、アーユルヴェーダの書籍を読んでからだ。

白湯はやかんで10分から15分沸かして作る。一度にたくさん作って、残りは魔法瓶に入れておいて日中飲むようにする。

私の一日はベッドから出て、歯磨きをして用を足したら、キッチンのある2階に移動してやかんに水を汲み、白湯を作ることから始まる。沸騰したら蓋を取ってキッチンタイマーを10分にセットし、その間に猫トイレの掃除や猫のえさやりをする。

白湯ができたら夫の分と自分の分をコップにうつし、すすりながら朝食の支度や弁当作りに取り掛かる。胃がじんわりと温まり、体に血が巡ってくるのがわかる。

ちなみにそれまではコーヒーや紅茶を毎朝欠かさなかったのだが、白湯に変えてからは定期的にコーヒー豆を注文しに行く手間も省けたし、歯の着色汚れにも悩まされなくなったのでいいことづくめだ。

靴下に限らず衣服での冷え取りだが、とにかく私は面倒くさがりなので、靴下の重ね履きはかなり前に挫折した。

シルクやウールの靴下を3枚4枚と重ねて履くと、たしかに暖かいし、脱いだ靴下が汗を吸っているので、これは毒だしか?と冷え取りデトックスをしている感じがするのだが、ちょっと外出しようとすると、いつもの靴が入らない、お風呂に入ろうとするとなかなか脱げず脱衣所で寒い思いをする。しかしシルクの靴下1枚では冬場は寒い。そこで私はひらめいたのだ。たしか富士山登山の時に履いたウールの登山用靴下があった!あれは蒸れないし温かいと。

それ以来私はウールの靴下にウールのルームシューズで秋冬は過ごしているが、すこぶる快適だ。登山用だけあってこの靴下はかなり頑丈にできているようだ。わずか2足を交互に履いて、毎日普通に洗濯機で洗濯し、その後ガス乾燥機にまでかけているが履き始めて4年目の今も破れる気配はない。これは面倒くさがりの私にはぴったりである。

分厚いといっても1枚だけなので、普段は外出の際はそのままスニーカーやショートブーツを履いている。

ウールのルームシューズは夫はキッツピヒラー、私はハフリンガーを愛用している。

 

キッツピヒラーは底が薄いので洗濯をしてもすぐに乾くし、清潔に使えるところがよい。それに対しハフリンガーは底が分厚いので、フローリングからの冷気を感じにくいが、洗うのと乾かすのは大変だ。私の場合はキッツピヒラーは洗濯機のデリケートモードでウール用の洗剤を入れて丸洗いしているが、ハフリンガーは手洗いし、30秒ほど脱水したあとはガス乾燥機の小物棚を使ってデリケートモードで乾燥、その後室内の風通しの良いところで新聞紙を丸めたものを突っ込んで根気よく乾かしている。

さて、日中はスマートウールの靴下ですこぶる快適に過ごしているのだが、夜はもう少しリラックス感が欲しいところだ。

お風呂上りに最適な靴下はこれだ。

この靴下はものすごく柔らかくて暖かいので、くつろぎタイムにぴったりなのだ。半面摩擦には弱そうなので洗濯は気を使うしもちろん乾燥機にもかけられない。早めにお風呂に入った日のご褒美のような位置づけだ。湯冷め防止に一役買ってくれる。

本当は、おばあさんのように室内でじっとしていないで、スポーツや仕事で体を動かすのが一番だとはわかっているのだけど・・・。毎冬自分を甘やかしている。