【葉山でのオーガニックな朝の過ごし方】森山神社土曜朝市

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毎週土曜日には葉山町にある森山神社で、朝市がある。9時半からお昼くらいまで。雨の日はお休みだ。過去何度か行った時はたまたまなのか3〜4店くらいで閑散としていたのだが、昨日2/1は午後3時までの終日市となったからか、店舗もお客も大賑わいだった。ちなみに森山神社は森戸神社と間違えそうになったが、全く別の神社である。

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パリに旅行や仕事で行っていた時は、基本的に日曜日はデパートを始めどこのお店も休みになるのだが、その代わりに町中でマルシェがあって、旅行者の私はビオ野菜などは買えなかったのだが、搾りたてのオレンジジュースやチーズやバケットなどを買って楽しんでいた。

神社でそのような朝市を開くのは、日本らしくてとてもいいなと思っている。車の心配などもないので、境内では子ども達が伸び伸びと遊び回っていた。

出店している顔ぶれは、オーガニック野菜、体に良さそうな屋台、お菓子、素材に拘った衣服、アクセサリー、手拭い、パン、雑貨など多岐に渡る。

昨日はその中からいさむファームとYAVAS農園から野菜を買い、いくつか気になった屋台から軽食を買い、境内に設置された椅子とテーブルで食べてみた。

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ゴイチョーイというベトナム料理のお店のココナッツの蒸しご飯で、ハムやナッツ、うずらの卵などが炊き込まれている。トッピングに野菜やパクチー、煎餅のようなものを貰い、ザクザク混ぜて食べる。これがエキゾチックな味付けで想像以上に美味しい。ちなみに注文してから蒸し器に入れてくれたので、蒸し立てを頂ける。あまりに気に入ったので、普段はどこかでお店をされているのかと尋ねたが、あいにく常設店はないとのこと。また朝市に来て食べたい味だ。

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続いて、こちらのトマトと鶏肉のカレーも絶品。スパイスが色々使われていて、さっぱりしているのにコクがある。付け合わせもスパイスが効いていて元気が湧いてくる味だった。メシカシーというお店だが、こちらのカレーもまた食べたい本格派だ。

飲み物にはベジ肉まんとフライドポテトのlopas mainsでオーガニックコーラと、ウズベキスタン料理のlandadaでハーブティーを。コーラが苦手な私にも美味しく飲めた。炭酸がきつくなくて優しい味わいだった。ハーブティーは普段飲むカモミールやミントなどとは違う、どことなく土の香りのするハーブティーだったが、食事に合うし体が温まった。

デザートにはThe Five Beansでどら焼きを買って帰った。御用邸前のコーヒー屋さんだが、朝市の時には和菓子も出すらしい。350円と高価などら焼きだったが、餅が入っていて美味しかった。

夕飯には早速買ってきた野菜たちを頂いた。

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メインはストウブで塩豚と一緒にYavaS農園の菜の花を蒸し焼きにした。この菜の花に限らずこちらの農園では無肥料で野菜を育てているらしいのだが、それでこんなに味の濃い野菜が出来るのだからすごいことだ。味は塩だけなのだが、肉と野菜の旨みが濃縮されてパンチのある味わいだった。

もう1品、菊芋とカリフラワーのホットサラダを作った。鉄フライパンにオリーブオイルと薄切りのニンニク、庭にはえてるローズマリーを入れ、弱火にかける。香りがたってきたら、サイコロ状に切ったYavaS農園の菊芋を入れてじっくり蒸し焼きする。途中ニンニクが黄金色になったら先に皿に引き揚げる。ローズマリーも焦げないうちに引き揚げる。ある程度芋が柔らかくなってきたら、いさむファームのカリフラワーを投入する。崩れないようにフライパンのスペースを分けて入れる。慌ただしく炒めずに、じっくり焼き目をつけて途中で菜箸で面をかえながらに焼き付けた。皿に盛り付けたら最後に塩胡椒をふって、レモンを絞る。私はカリフラワーの甘味がたまらず、夫は生姜にも似たルックスの菊芋がお気に入りだった。

野菜が美味しいのでシンプルな味付けが一番だ。

合わせたワインはロワールのクレマンだ。シャンパーニュではないが、レモンピールや白い花の香りがあり、繊細な泡が特徴のなかなかエレガントなスパークリングだった。昨日の食事の中では特に菜の花との相性が良かった。

農家さんや野菜に感謝しながら、豊かな食事となった。