鎌倉で食材を買うなら~おすすめの5店

鎌倉は魅力的な観光地である一方、1本路地に入れば閑静な住宅地でもある。

当然観光客相手の店だけではなく、生活に密着した魅力ある店もたくさんあるのだが、まだまだ地元民にしか知られていなかったりもする。

私が鎌倉に行くのは観光というよりは買い物が多い。自転車で数軒を回っている。

 

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・アジア商会

コーヒー豆と製菓材料、スパイス、世界の食材屋さん。看板商品のアジアブレンドが人気だ。通常はコーヒーは豆のまま買うのだが、ここでは粉に挽いてもらうことにしている。雑味の元となるカスを丁寧に除いてくれるので、お店でも粉を売りにしている。価格も求めやすい。

そして、海外の料理番組のレシピや、本格的なインドカレーなんかを作る際に、近くのスーパーでスパイスが揃わない場合、高確率でこちらの店には置いてある。最近ではヒング、フェンネルシード、タマリンドなどが必要になって訪れたのだが、ちゃんと置いてあり、思わず何でもあるんですねと店員さんに声をかけてしまった。

 

・魚浦

小町通りと若宮大路の間の路地にある魚屋だ。この店は立地も関係してか観光客も多い。おすすめはさば味噌。大きくて脂がのっていて美味しいのだが、午後に行くと売り切れていることが多い。わかめは海から取ってきたままという感じで身が厚い。11月頃から並ぶ加熱用牡蠣も大ぶりで最高だ。わかめと牡蠣をバターと酒でさっと蒸して食べるのがお気に入りだ。珍しいものではくじらの刺身なども置いてある。スライスして生姜醤油で食べたが、料理が面倒な時にはやはり刺身は重宝だ。

ホームページがないのでいまいち営業日を把握していない。せっかく行っても休みの日にあたることもある。なのでたまたま開いているとついたくさん買ってしまう。

 

・きびや

全粒粉、天然酵母のパン屋さん。最近ではすっかり有名店で、いつ行っても混んでいる。おすすめはプレーン、ふすま食パン、カンパーニュ、バケットなどのシンプルなパン。

昔は買ってきて翌日にはカチカチに硬くなってしまっていたので、「茶色い石みたいなパン」と言って敬遠していた。しかし蒸すとモチモチの食感になることを知って以来ここのハード系のパンの大ファンである。最近はせいろで蒸してそのまま夕飯の時に頂いたり、朝は熱々に蒸したパンの上にバターと蜂蜜をのせて頂くのがお気に入りだ。

個人的にはスコーンのもそもそした食感も好きだが、ホテルのアフタヌーンティーで出てくるさくさくのタイプとは違うので、好き嫌いが分かれるかもしれない。なお、チョコクロワッサンなどの甘いパンは蒸し器に入れられないが、普通にトースターで軽く温めるだけで美味しく頂ける。

 

・邦栄堂製麺所

鎌倉から逗子に向かう名越のトンネルの手前にある製麺所。ラーメンを1玉、麺だけでもスープ付きでも売ってくれる。私は太麺か極太麺が好み。餃子の皮も美味しい。

この店を知ってから家でラーメンを食べる率が格段に上がった。冷凍する場合は面倒でも1玉ずつ小分けにすると、くっつくのを防げる。

 



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・鈴木屋酒店

由比ガ浜にある自然派ワインの販売店。鎌倉のレストランで飲んだワインが美味しくて、どこで買えるかソムリエに尋ねたところ、こちらのワイン屋を教えて貰ったのがきっかけで時々訪れている。レストランとの契約も多そうだが、個人客にももちろん親切に接してくれる。地方発送も出来るので、お中元お歳暮のワインを選んだり、土日に行っている角打ちで気に入ったワインを購入している。

 

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土曜日には夫と鎌倉巡りをして購入した食材で簡単な食事をつくり、ワインを飲む。最近の充実した休日の過ごし方だ。