パドルブラシの比較 アヴェダとルーヴルドー

6年くらいぶりにパドルブラシを買い換えた。

以前のものはハワイでたしか25ドルで買ったアヴェダのパドルブラシだ。その頃はパドルブラシは今ほど流行っていなかったが、髪の綺麗な友人がハワイ旅行に持ってきているのを見て、衝動買いした。

それまで私はまともにヘアブラシを買ったことがなく、手先が不器用なのでボブの時はくるくるドライヤーで何とかブローしていた。CAとして働いている間はシニヨンにすることも多かったのだが、ヘアセットは実家にあったつげの櫛を使って仕上げていた。荷物の少ない私にとって、軽くて化粧ポーチにすっきり入るところも良かった。基本的にブラシはステイ先のホテルに置いてあるアメニティのものを使えば十分だと思っており、当時はデジタルパーマをかけていたこともあり、あまり熱心にとかしたこともなかった。

ついでに白状すると、新人の頃はブラシも櫛も使わず、手櫛でシニヨンにしていた!そんなだらしない私を見かねたのか、とある先輩が「ねぇ、櫛使ってシニヨン作ってる?」と尋ねた。私はさすがに手櫛と答えたらまずいと思い、「いえ、ホテルにあるヘアブラシを使っております」と嘘をついてしまった。先輩は優しく、「そっかそっか。次からは櫛を使ってまとめてみるといいよ、崩れにくくなるし、面にツヤも出て綺麗だから」とアドバイスしてくれた。当時はやれ知識確認だ挨拶だと気を取られ、初歩的な身嗜みを整えるということさえ出来ていなかった。特に航空業界はそうなのだが、毎度はじめましてのようなメンバーで仕事もするし、仕事のメンバーにも、もちろんお客様にも、見た目の印象はものすごく大切だ。爪を切り揃える、靴を磨く、髪をきちんとセットするということは職場に向かう以前に自宅でゆっくりと準備できることだ。準備が万全で初めて上空で良いパフォーマンスが出来るというものだ。

だいぶ脱線したが、髪のツヤツヤの友人に憧れてパドルブラシを買ってみたら、頭皮のマッサージが出来るところもなかなか良くて、以来毎日せっせと使ってきた。結婚後は夫婦共用で使っていたのだが、先日ふと見るとピンが1本、2本と抜けていた。それでも使い続けているうちに、ついにクッション部がガサッと剥がれてきてしまったので、さすがに買いかえることになった。

そこで初めてブラシについて色々と調べ、ブラシ界のロールスロイスなるメイソンピアソンにも食指が動いたのだが、やはり使い慣れたパドルブラシの方が良いかと思い、もう一度アヴェダを買おうかとした。だが、パドルブラシを調べると、ルーヴルドーという美容院でも売っているというブラシにいき当たった。

なかなか評判が良さそうなのでこちらを買ってみた。

大きさはアヴェダとほぼ同じだが、柄はルーヴルドーの方が短い。

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ブナの木を飛騨の職人さんが手作業で仕上げているらしい。

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値段も結構するからか、マニュアルと共にしっかりした化粧箱に入って届いた。

クッション材にマイナス電子とか、ピン1本1本に育成光線とか書かれていて、どうも怪しいと思ったが、ブラッシング大嫌いな我が家のショウヘイが喉をゴロゴロ言わせてブラッシングさせたので、もしかしたら猫にはわかるのかもしれない。

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頭皮の気持ち良さはアヴェダとほぼ同様だが、ルーヴルドーの方は、心なしか髪がサラサラになる。と同時に結構な静電気も起こる。私の髪は冬場は比較的乾燥してサラサラしているのだが、梅雨時から夏にかけてはベタベタしてまとまりがなく、うねり、広がり、耐えがたい状態になる。梅雨以降に是非本領発揮して貰いたい。