ナイジェラ・ローソンの鶏肉とグリーンピースのオーブン焼き

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メモ

Dlifeが終了してしまい大ショックだが、幸い海外レシピの番組は録画してあるので、試したレシピは順次レシピカードにまとめていこうと思う。

美人料理家ナイジェラ・ローソンの鶏肉とグリーンピースのオーブン焼きのレシピの特徴は、普通なら風味づけに白ワインを入れそうなところにドライベルモットを使うところだ。

ドライベルモットは白ワインをベースに様々なハーブを漬けて酒精強化したもの。なので1本買うと普通のワインと違い酸化のスピードが多少は遅いので、いちいちその日飲むワインから料理用の酒を使うというもったいないことをしなくて良いし、また、料理用の安いワインを別に買い、冷蔵庫でいつまでも放置されるということもない。

これまで洋食のレシピで、ワインを入れるべきところを日本酒で代用したことがあったが、このレシピを知って以来ドライベルモットを使うことにしている。

ちなみにこのレシピは白ワインやベルモットの代わりにチキンストックを入れるのもおすすめらしい。

本来のレシピでは焼き時間は1時間15分だが、私は様子を見ながら40分ほどでちょうど良い。ダッチオーブンを使う場合は25分で十分だった。

ディルはないのでイタリアンパセリとタイムなど庭にあるもので代用している。

合わせるワイン

ディルを使っているし、ドライベルモットのハーブフレーバーも効いているので、すぐに思いつくのはサンセールなどのソーヴィニヨンブラン。鶏もも肉のボリュームに合わせて白ワインでも軽すぎないもののほうが良いかもしれない。

シャンパンに合わせたこともあったし、(その際は仕上げにバターを入れた)ルナーリアのロゼも良かった。

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けれど今回合わせたのは自然派ワイン2種類だ。

ラ グランド コリーヌ

ル・カノン・ミュスカ・ダレクサンドリー

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岡山県の「大岡」さんがつくるワインだから「グランド・コリーヌ」わかりやすい。

ぶどうの品種はマスカット・オブ・アレキサンドリア。これって、フルーツ大国の岡山県の、生食用のおいしいマスカット・・・。本格的なワインのぶどうは、食べてみても美味しくないことが普通だと思っているので、飲む前は味の想像がしづらい。

栓も、コルクやスクリューキャップではなく瓶ビールなどと同じ王冠タイプ。

HPを見ると、ワインは立てて保存し、飲む前に冷蔵庫でよく冷やせとある。

慌ててセラーから取り出し冷蔵庫に移したが、立てて保存の意味が何となくわかったのは、寝かしていた間におりが瓶の側面にべったりと張り付いていて、立てたら一気に舞い上がった。ノン・コラージュ、ノン・フィルター、二酸化硫黄不使用。

香りはマスカットそのもので甘いが、飲み口はしっかりドライだった。アルコールは8.5%と低く、普段ワインを飲み慣れない人にも飲みやすそうな印象。

爽やかな微発砲で、温泉から出た後の食前酒にしたいと思った。

lagrandecolline.fr

 

ラ・ビアンカーラ サッサイア

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自然派ワインの作り手の中でも有名なアンジョリーノとアレッサンドロ・マウレのワイン。

フローラルな印象で、質感としてはオイリーでミネラリーなワイン。するすると飲めてしまう優しさがある。調べてみると「ワイン界のポカリスエット」の異名を持つらしい。たしかに、塩っぽさと飲みやすさはぴったりだ。

 

vinaiota.com

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