自宅と近所でリフレッシュする方法15選
自粛モード一色の日本列島だが、私はとりあえず今のところ健康で余裕があることに感謝して、人に迷惑をかけるかもしれない旅行や繁華街での買い物がかなわなくても、工夫して近場で楽しむことにした。
晴れた日のおすすめ
近所の桜の開花状況を見に行く
今の時期ならではの楽しみ。自宅のバルコニーから見える山桜はすでに満開だ。
暖かい日が続いているので先週末はつぼみだった近所の桜並木ももうじき見ごろを迎えるだろうか。ソメイヨシノが終わったら、次は枝垂桜か。徒歩、自転車、車で素敵な桜のある風景を探したい。
土鍋でご飯を炊いて外で食べる
さっそく花より団子ではないが、やはり食べることは大事な楽しみだ。
普段はル・クルーゼで炊飯しているのだが、たまたま土鍋で炊いてみたら、おこげもできてとても美味しかった。おにぎりにして、ゆで卵と一緒に公園で食べたらシンプルなお弁当もごちそうに感じられた。
椅子を持って海岸や公園でコーヒーを飲む(ビールはなお良し)
これは一人だと少し寂しいので夫と一緒に。自治体により海岸や公共の場での飲酒のルールが違うので、ルールを守るのが大前提だが、食前酒を海岸で楽しんでから自宅で夕食などもなかなか楽しい。
バーベキュー
やや精神的に疲弊している時にするバーベキューなので、そんなに張り切らなくてもよい。準備と片付けに疲れてしまっては逆効果だ。
ただ切り身の魚に塩を振って焼くだけでも炭火で焼けば美味しいし、冷蔵庫に入っているチーズ、焼きおにぎり、パンを焼いてトースト、なんでも良い。近所に鶏肉屋があれば、串に刺した状態の生の焼き鳥を買ってきて自分で炭火で焼いても良い。
我が家の便利なグリルは「GO ANYWHERE GRILL」その名の通りどこへでも持っていってバーベキューできてしまうコンパクトなグリルだ。佇まいがかわいらしくてお気に入りだ。メリットは炭が少なくてすむこと、コンパクトで軽い、収納が省スペースなこと。デメリットは網と火の距離が近いので焦げ付きやすいこと、脚が短いので立ったり普通のアウトドアチェアに座って焼く場合、上げ底するための作業台がないと不便なことだ。デメリットの前者は、蓋をかぶせて火加減を調整することでだいぶ軽減できる。後者は釣り用の椅子のような低い椅子でやるか、作業台を用意すれば解決する。
いずれにせよ少人数の気軽なバーベキューには最適だ。
イメージとしては、七輪を出して縁側でさんまを焼くような日常の現代版といった感じだ。
芝生で昼寝する
昼寝は割と好きで、これまで経験した幸せな昼寝の数々の中でも別格なのは、真夏にクーラーの効いた自宅のリビングのソファで、猫を腕枕しながらの昼寝なのだが、芝生での昼寝も最高だ。特に春先は蟻や蚊が気にならないので自然の中で昼寝しやすい。
風の音を聞きながら、鳥のさえずりを聞きながら、草の香りを嗅ぎながら、意識はだんだん遠のいていく・・・お試しあれ。
海岸を散歩する
夫は自宅で仕事をする日は通勤する日と同じくらいの時間に起きて、早朝の海岸を散歩してから仕事にかかる。めりはりが効き、仕事にも集中できるようだ。私は散歩をするなら静かな冬の海岸が好きなのだが、今の時期は休校中の子どもや犬を連れた人たちで夏の間のように賑わっていて、こんな光景は見たことがなく不思議な感じがする。
バルコニーで食事をする
我が家のバルコニーは東向きなので午前中が日差しがあって気持ちが良い。春と秋の週末の朝はバルコニーで朝食をとることがあるが、最高のひと時である。
猫用品の洗濯
先日のボタン電池の誤飲騒動の続きがまだあった。
普段猫用リュックを閉まっている収納の扉を開けると、何か臭うのである。最初は気のせいかと思ったが、しばらくしてまた開けると臭いはより強烈になっている。原因はしょうへいのリュックだ。すぐにリュック本体は風呂場でブラシと石鹸を使って丸洗いをし、中敷きはシンクで石鹸でため洗いをしたところ、水が茶色く濁った。ぞっとした。洗浄後は天気も良かったのでそのまま新聞を敷いたバルコニーの椅子の上で自然乾燥させた。臭いは人間の嗅覚ではわからないくらいにとれた。やはり病院が剥げるほどのストレスだったから、なにか臭いエキスでも出したのだろうか。それともおしっこをおもらししたのだろうか。れんげのキャリーケースはプラスチック素材なのでこういう時手入れは楽である。そちらも今となっては貴重なアルコールスプレーで丁寧に拭いて収納した。
エアコンのフィルター掃除
物理的なリフレッシュである。
基本的に猫もいるので冷暖房は24時間回しっぱなしだが、最近こちらは最高気温が21度になる日があったので思い切ってエアコンを切ってフィルターを開けてみたら、予想以上の埃まみれであった。
このような空気を吸っていてはいけない。意を決して掃除した。
メインのエアコンはダイキンの上位機種で、フィルター自動清掃機能が付いているのだが、どうやら性能を上回り酷使してしまったようだ。フィルターボックスにも予備ボックスにも埃はあったが、そこでとどまらずエアコン内部全体に埃が付着していた。数えてみると全部でばらせるパーツが8個もある。取説によると、そのうち1つは水洗い不可とある。危ないところだった。洗えるものはすべて洗い、頑固な汚れはセスキスプレーをかけて洗い流すと、見違えるようにきれいになった。その後は新聞紙を敷いたバルコニーの椅子の上で陰干し。エアコンの外部や内部の拭けるところはマイクロクロスで拭きとり、細かいところははたきでぬぐい取った。乾いたパーツをすべて元通りに取り付けてから床に舞い落ちた埃をダイソンで吸ってようやく終了。半日作業である。本来2週間に1度のフィルター掃除が望ましいらしいのだが、我が家のようにつけっぱなしの家庭はどうしたら良いのだろうか。
ガーデニングの計画をたてる
去年まで元気に咲いていたクリスマスローズがいつの間にか消失している。そこにはクリスマスローズが植わっていたことを示すカードだけが悲しく刺さっている。
この件に関しては、夏の間、蚊に刺されながらも懸命に草取りしてくれた夫を攻め立ててはいけないのだ、けっして。と、わかってはいてもすでに先日、ここにあったクリスマスローズって誰が抜いたのかなあ!とつい口を滑らせたのだが。
引っこ抜いたか否かにかかわらず、私は毎日庭をチェックしているわけではないので、いつの間にか植えた植物が消滅していることがよくある。我が家の庭は宿根草のグリーン中心で、周囲の山に馴染む雑木の庭をコンセプトに作庭してもらったが、年を経るごとに合う植物合わない植物が出てきた。枯れてしまったり消滅してしまった植物の跡地が雑草だらけになってきた。せっかくなので料理やお茶に使えるハーブと、華やぎを添える一年草も併せて植え付けることにした。
それにしてもこの時期の園芸店は大盛況だ。「今年は自宅で花見」というキーワードがそこら中に貼ってあり、芝桜の販売コーナーにも大きく書かれており、それは桜違いでさすがに無理があるだろうと思ったのだが、花自体はどんな花でも心をリフレッシュさせてくれる効果は絶大だ。
雨の日のおすすめ
本棚の中の読んでいない本を探して読む
我が家では本棚は夫婦で共用しているので夫の本は読んでいないものがたくさんある。
図書館が休館でも、自宅の蔵書から再発見があるかもしれない。
ワインのテイスティングコメントをしてみる
1日外出せずに暗いニュースばかり見ていると気が滅入ってくる。せっかく飲むなら惰性で飲むのではなく、ワインを分析してみたり料理との相性を探ってみると脳は活性化するし食卓での会話も弾む。
「憂鬱を取り除く」という意味のワイン。こんな時には是非飲みたい。
でも手っ取り早く気分をあげるには、やっぱりシャンパン。
手作りの保存食を作る
缶詰やカップ麺で災害に備えるのも大事だが、時間のある時に手作りの保存食を仕込むのも有意義だ。
以前新鮮なキャベツ1玉でザワークラウトを作ったが、朝食の付け合わせ、お弁当の隙間埋めにも重宝した。砂肝のコンフィは煮沸した瓶で密閉保存すれば半年はもつ。この日は一晩で食べてしまったが次回は1キロくらいの砂肝で作ろうと思う。
お気に入りの入浴剤を入れて半身浴
頂き物のジョーマローンのバスオイルやエプソムソルトを入れてゆっくり半身浴すれば気分もすっきりだ。
お風呂の蓋を閉めて本を読むこともある。猫たちに唯一邪魔されず集中できる時間だ。
猫を飼う
最後に、何だかんだで一番のおすすめは猫を飼うこと。飼うといっても彼らは大事な家族なので暮らすといった方がいいだろう。毎日しょうへいとれんげはそれぞれ重たすぎる愛情と、さっぱりとした愛情を私たちに注いでくれる。どんな時も自分の欲求に忠実で、自分の個性を大切にしていて、誰にも媚びない彼らの存在からは毎日学ぶことが多い。イライラしたときは尻尾をパタパタとさせてサインを出し、その場から離れる。大声でわめいたりねちねちと怒りを引きずる人間よりもずっと大人に振舞うのだ。猫を飼うと人生が豊かになるし、日々の生活に張りがでるのは間違いない。
猫専用ではないおすすめの猫用品 一台二役
猫を飼うと物が増えがち・・・
我が家にショウヘイが来てから1年半、蓮華が加わってから間もなく半年になる。この間フードや猫砂、爪とぎなどの消耗品以外にも、かなりの猫用品を買ってきた。微妙だったり明らかに失敗した買い物もあれば、これはと言えるおすすめ出来る物もある。
その中でも、猫専用ではないものを猫用に転用しているものをまとめてみた。
猫専用グッズは、便利な反面、他の用途に転用しづらいデメリットもある。例えば、猫達お気に入りで、私自身もデザイン、洗いやすさとも気に入って使っているル・クルーゼのフードボウルだが、洗浄したとしてもこの器で人間が食事する気にはなれない。
上の写真は一人っ子時代に猫草を草原に見立て、おもちゃの鳥を追い込むショウヘイ。(観察していると、ごっこ遊びをよくやっている。人間の子供のようだ。)
右端に写っているのがル・クルーゼのペット用フードボウルだ。
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猫用に買った猫用品以外のもの
脚立
本来の脚立用途としてパントリーの上の棚の整理にも使うし、普段はキャットタワーの役割を果たしている。出しっぱなしでも気にならないシンプルなデザイン。母が一番上の段に余っている布を巻き、寛げる仕様にしてくれた。マジックテープで着脱可能なので、汚れたら洗っている。
色は、デッキにも出すが今は室内で書斎スペースとして使っているスチールのテーブルセットの黒に合わせて黒いフレームを選んだ。
この脚立は軽いので、陽当たりや来客の予定に合わせて頻繁に場所を変えられるのが良い。
薄型アルミステップ 3段 ブラック アルミ脚立 H65315
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水飲み
安い陶器からは鉛やカドミウムなどの有害物質が溶け出ているという恐ろしい情報を読んだ。体の小さな猫達だからこそ、安心安全な食器を使って欲しいと思って、行き着いたのがこちら。
ペット用にデザインされた商品もあるのだが、よりシンプルで汎用性の高いデザインを選んだ。
我が家は2匹で水飲みを共有しているのでLサイズでちょうどいい。1匹だけならMでも十分かもしれない。
森修焼は初めてだが、つるつるしていてかなり洗いやすい。以前の水飲みは洗ってもなかなかぬめりが取れなかったが、森修焼はすぐにつるつるになる。汚れ落ちが良いので、人間用にディナープレートも揃えたくなった。
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介護用品として扱われているだけあって、底が安定していて倒れにくいのも安心だ。
オクソーのフードコンテナー
節約のために我が家では大袋でフードを購入している。重たいものは普通は棚の低い位置に収納するが、湿気対策のために敢えて一番上の棚に置いている。
ヤラーはオーガニックフードの中でも2匹共食いつきが半端なく、食べ残しがないのでリピートしている。
詰め替え容器には色々試したが、オクソーに落ち着いた。中身が見えるので残量が一目瞭然でガラスと違って軽くて割れない、開け閉めが簡単なところが良い。そこそこ容量が入って片手で持てて取り扱いしやすいのはレクタングルミディアムだ。
BOS消臭袋
この袋の消臭効果は口コミの評判通りで素晴らしい。サイズ違いで各種、乳児のおむつ用や犬用猫用とあるが、基本的にどれも同じ材質なので好きなサイズ、色を選べばよい。我が家では一番小さいSSサイズで2匹で2日分くらいだ。安かったのでパッケージは犬用をまとめ買いした。
普段は猫たちのトイレの処理に大活躍しているのだが、我が自治体では年に2回お盆休みと年末年始にしばらくごみの回収がなくなるので、その時の生ごみの処理に使える。
あと、うちは防災用としても考えている。夫曰く、自宅が断水した際には猫トイレで用を足し、猫と同じように汚物をBOSに入れていくのだそうだ・・・。そんな災難にはあいたくないが、万一の際にはあると安心だろう。
兼用してほしくないもの
暮らしているとどんどん物が増えていくので、猫用品に限らず1台2役のものは重宝する。とはいえベッドのへりや玄関マットを爪とぎと兼用するのはやめてもらいたいと思っている。爪とぎは専用のものを3台も置いているのだから。
【鮒ずし】滋賀が誇る日本古来のスローフード おすすめの食べ方と合うお酒
鮒ずしは臭いのか
鮒ずしを初めて食べた時は本当に驚いた。
上品な酸味と何とも言えない奥ゆきのある風味。咀嚼するごとに滋味深い味わいがじんわりと口に広がり、日本酒を口に含むと相乗効果でまた違う世界観に魅了される。余韻がいつまでも心地よい。
おそらく手間暇かけて、ゆっくりじっくり熟成されてきたから、口に入れても余韻が長く感じられるのだろう。
その時以来すっかり鮒ずしのとりこである。
だがそれまでは鮒ずしと聞いても、鮒は臭いイメージで、わざわざ食べてみようとも思わなかった。知らないとは恐ろしい。実際は美味しいだけでなく、郷土色が感じられ、健康にも良い素晴らしい食文化なのだ。
鮒鮨の作り方
現存する日本最古の寿司が鮒ずしだと言われている。琵琶湖で捕れるニゴロブナを塩漬けし、炊いたご飯を重ねて漬け、自然発酵させる。魚の保存方法として伝えられたのが鮒ずしだ。
鮒ずしの楽しみ方
鮒ずしは基本的には薄くスライスしてそのまま切り身を頂く。まろやかにしたい場合には少しみりんを垂らしてみても良い。
また、鮒の周りの米も美味しく頂ける。捨てるなんてとんでもない。そのまま酒のつまみにしても良いし、おすすめは納豆に混ぜこんで、海苔に巻いて食べるスタイルだ。お好みで納豆の付属のたれや醤油で調味しても良いが、最近はヘンプシードオイルを垂らしてより健康効果をねらっている。我が家ではこれを「ふなっとう」と名付け夕飯の定番の1品となっている。
また、風邪など体調がすぐれない時に、切り身に熱いお湯をかけて飲むと良いようだ。夫の祖母も実践していたらしい。乳酸菌の作用によりおなかの調子も整えてくれる。発酵食は体に良いと散々言われているのだから、確かにものすごく効きそうだ。
鮒ずしと合うお酒
金亀
やはり滋賀の郷土食なのでここは滋賀のお酒を推したい。
インパクトがあったのは岡村本家の金亀だ。金亀の中でも純米生原酒の黒50はレベルが高かった。やはり個性のある肴には個性のある酒が合うのだろうか。箸も盃も止まらなくなる美味しさだ。
酒蔵の見学もさせて頂いたことがあったが、風情ある街並みに溶け込んだ立派な蔵だった。
近江龍門
美味しい純米酒のイメージは、仕事のできる割烹着姿の美人女将。
こちらはお客としてどーんと座っているだけで、心地よい空気の中全てがスムースにまわる。。
どのような料理も引き立てる優れた食中酒は主張しすぎない。
龍門はまさにそんな位置づけで、鮒ずし以外にも野菜の煮物や中トロの刺身、牡蠣のオイル漬け、数の子などありとあらゆる酒の肴に寄り添ってくれる素晴らしいお酒だ。
旭日
一方、優れた吟醸酒は、豪華な振袖をを着たお嬢様のイメージだ。それなりに気を遣わねばならないが、華やかな雰囲気にこちらまで気分が華やぐ。ハレの日の乾杯には相応しいし、酒器を選ぶのも楽しくなる、宴席の主役になるお酒だ。
藤居本家は新嘗祭の御新酒を宮中へ献上しているというありがたい蔵元だ。
写真の立春朝絞り純米吟醸生原酒は、立春の時期に日本名門酒会の加盟店のみで販売される限定酒で、毎年2月4日立春の未明に搾った新酒をその日のうちに飲み手のもとへと届け、春の始まりを共に祝おうという趣旨でつくられた酒であり、出荷前に神社でお祓いを受け1年間の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈願した縁起酒でもある。新鮮な生原酒だけあり、味わいは透き通るようだ。私はフルーティーでフレッシュな香り高いこの酒を毎年楽しみにしている。
錦藍
このお酒は近江酒造の大吟醸 錦藍(きんらん)。立派な箱入りで義母から頂いたものだ。フルーティーでほんのり甘口でコクのある飲み口だ。冷蔵庫で保管して数日にわたり楽しんだが、日が経つごとに味わいが変化して面白かった。最終的には後味がすっきりとしてきて、そちらも好みだった。
一番おすすめの鮒ずしのお店
あゆの店きむら
冒頭に書いた感激した鮒ずしは、あゆの店きむらのものだ。HPでわかりやすく鮒ずしについて解説されているので一読をお勧めする。
スライスした状態でも売っているため開封して気軽に食べられる。一本物はより保存もきく。そして、これまで様々な鮒ずしを食べ比べてきたが、きむらさんの鮒ずしの味わいは上品で酸味がきつくないタイプだ。
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こうしてまとめると、我が家ではありがたいことにいつも滋賀の母から鮒ずしも日本酒も譲って貰っているのだが、最近では二ゴロブナも少なくなってしまったこともあり、ただでさえ手間暇のかかる鮒ずしは高級になるばかりだ。素晴らしい郷土食なのだから、もっとたくさんの人に普及してほしい。
個人的には今後は鮒ずしに合うワインを探していきたいと思っている。
手始めに、滋賀のひとみワイナリーからだろうか。。
小学生にもおすすめ?【猫と学ぶ慣用句】世相反映オリジナル例文付き16選
連日のコロナウイルス騒ぎで外出もままならずだが、こんな時だからこそ猫のいる生活に心が和む。
毎日のように撮っている写真で、最近の世相を反映した慣用句の例文をつくってみた。
目を光らす
【意味】注意・監視をおこたらない。
【例文】最近この界隈に増えているらしい不審者に目を光らす。
目を細める
【意味】うれしそうに微笑みをうかべる。
【例文】猫たちが美味しそうに食べる姿に目を細める。
お手上げ
【意味】どうしようもないこと。降参すること。
【例文】コロナウイルスのパンデミックに旅行業界はお手上げだ。
耳をふさぐ
【意味】聞かないようにする。
【例文】新型コロナ感染者増加に株価暴落、耳をふさぎたくなるニュースばかりだ。
舌を巻く
【意味】あまりにも優れていて、驚く。感心する。
【例文】おやつを開けるとどこにいても駆けつける、猫の察知能力には舌を巻く。
舌を出す
①陰でばかにする。心の中であざわらう。
②自分の失敗を恥じたりごまかしたりするしぐさ。
【例文】メディアに踊らされ買い占めに走る人を見て舌を出している人達もいる。(①)
手を上げる
【意味】
①降参する
②殴ろうとしてこぶしを振り上げる。
③上達する
【例文】 どんなに腹が立っても、女の子に手を上げてはいけないよ、しょうへい。(②)
鼻息が荒い
【意味】意気込みが激しい。強気である。
【例文】鼻息荒くマスクやトイレットペーパーを買い占めたがる人に店側は手を焼いている。
開いた口が塞がらない
【意味】あきれ果て、呆然とするさま。
【例文】県議がマスクを転売するなんて、開いた口が塞がらない。
背を向ける
【意味】
①後ろを向く
②無関心な態度をとる。また、そむく。
【例文】留守番させたら、猫たちに背を向けられてしまいショックを受けた。(②)
目を皿にする
【意味】目を大きく見開いてみる。物を探し回るときの目つき。
【例文】目を皿にして探したが、とうとうボタン電池は見つからなかった。
顔色をうかがう
【意味】相手のご機嫌をうかがう。相手の表情から相手がどう思っているのか読み取ろうとする様子。
【例文】猫は普段あまり人の顔色をうかがわない。
首を長くする
【意味】期待して待ち焦がれる。
【例文】お腹をすかせて飼い主の帰宅を首を長くして待っている。
首を突っ込む
【意味】興味や関心をもって、そのことに関係を持つ。また、あることに深入りする。
【例文】クロネコさんのお仕事にキジトラの君が首を突っ込むのはやめた方が良いよ。
手をこまねく
【意味】何もせず傍観している。
【例文】手をこまねいていても、状況は改善しない。
気が抜ける
【意味】気持ちの張りがなくなる。
【例文】センバツ高校野球中止のニュースに気が抜ける。
猫がボタン電池を誤飲したかもしれない。慌てて動物病院へ行ってきた。
昨日の夕方頃だった。夕食前にお風呂にでも入ろうかと思い、浴槽にお湯がたまるまでの間、背中を向けて猫トイレ掃除をしていた時だった。
夫が、こらこらこら!と少し緊迫した声を出し立ち上がった気配がした。
どうやらしょうへいがキッチンのごみ置き場をがさごそやっているようだ。
昨今の自治体のごみ分別ルールの厳格化により、我が家のごみ置き場もかなりの場所を占めていて、シンク下には3個のごみ箱が収納されている。
しかしそれだけでは足りず、オーブンレンジの下の空間にプラごみ専用の45ℓのごみ箱を置き、さらに空いたスペースに、段ボール、びん、古紙、その他のごみが集められている。
その他のごみというのは時々出るごみで、例えばインクカートリッジや、電池などである。これらは場所も取らないのである程度たまってから該当曜日に捨てているのだが、使用済み電池の入った袋がびりびりに破れていた。どうやらしょうへいがやったらしい。
袋の中身を見ると、ボタン電池が1つ足りない。
そこからは大騒ぎである。
冷蔵庫の下や家じゅうあちこち探したが、出てこない。ボタン電池の誤飲で調べると、溶けだした電池の成分が胃や腸の粘膜を破壊するとある。
しょうへいは最近はだいぶ慎重になって、ごはんやおやつを食べる時も、よくにおいを嗅いでから食べている。むしろれんげはこれまでも紐を誤飲してお尻から出てきたこともあったし、日ごろから何にでもがっつくので心配だ。念のために2匹とも診てもらった方が良いだろうということになった。
しょうへいはリュックに進んで入った。きっといつものようにジジババのところにでも連れて行ってもらえると思ったのだろう。
れんげは捕まえるのに難航して、私はやっとのことで抱きかかえたと思ったら、思いっきり引っかかれて逃げられてしまった。
その様子をリュックの中から見ていたしょうへいは、ただならぬ気配を察し、暴れ始めた。どうにか夫がタオルごとれんげを捕獲し、キャリーに閉じ込めた。
れんげは1度捕まえてしまえば腹をくくったようで、おそらくしょうへいも一緒という安心感もあってか、車内でも病院でも終始おとなしかった。
一方でしょうへいは車の中でも大声で泣き、大暴れし、リュックを内側からどかどか殴り、横転させてしまった。
動物病院に到着後は、事情を話すとすぐに診察になった。
レントゲンを撮る間、人間は待合室で待機するように言われ、私たち夫婦はじっと待った。
しばらくして耳をつんざくような、断末魔の叫びが聞こえてきた。
昔歯医者で泣き叫んでいたどこかの子供の声を思い出した。これまで聞いたこともないようなしょうへいと思われるその叫び声に、私は思わず夫と顔を見合わせた。
その時にはもう、猫一倍怖がりで小度胸なしょうへいに大変なストレスを与えてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
その後れんげの入っていたキャリーがかちっと開く音がした。聞き耳を立てていたが静かなまま時は過ぎた。
しばらくして先生に呼ばれた。
どうやら2匹とも誤飲はしていないようで、レントゲン写真を確認したが異物は映っていなかった。先生からは、電池の誤飲は胃や腸の粘膜を癒着させたりし、命にかかわることもあると厳重に注意された。
余談だが、レントゲンに映っているしょうへいの肝臓のサイズが小さいらしい。定期的に診せに来るようにと心配された。体は大きいのに肝が小さいとか小度胸とか日ごろから散々言われているしょうへいだが、本当に肝が小さかったとは。
帰宅してからも再度紛失した電池を捜索したが、とうとう見つからずじまいだった。
今回の件を踏まえて、我が家のごみの保管について再考した。
これまでは、イレギュラーなごみに関しては、忘れずにごみ出し出来るようにと袋に入れてレンジ下に置いていたが、今後は安全優先でシンク下の蓋つきごみ箱に入れることになった。蓋に貼る分別シールの見直しも必要だ。
さて、今朝何気なくしょうへいに目をやると、おなかが剥げてしまっている。以前も病院の後に剥げてしまったことがあったが、またもである。
人間の不注意で大変なストレスを与えてしまい、反省しきりである。
結果として電池は誤飲しておらず、事なきを得て帰ってきたが、自らの反省禄として、また我が家の事象を共有することにより他の猫の誤飲事故を防ぐのに少しでも役立てばと思い詳細を記した。
リネンのパジャマ
新しいパジャマが届いた。
以前からお気に入りに入れておいたのだが、楽天スーパーセールで期間限定半額になったので、いそいそと注文した。
私の買ったグレーLサイズは売り切れだが、色違いはまだあるようだ。
Lサイズは165センチの私と174センチの夫で共有出来そうな感じだ。
こちらはLLサイズなので高身長の男性向けだろうか。
パジャマへ求める条件は、素材が良く、出来れば通年着られる生地で、トップスとパンツに分かれるタイプ、洗濯のしやすさなどが挙げられる。
私の場合ネグリジェタイプは寝返りの度に捲れ上がってしまうためどうしても駄目だ。職業柄かなりの宿泊施設に泊まったが、国内の旅館やホテルに備え付けられている浴衣タイプはウエストを帯で圧迫するのも足捌きが悪いのも駄目だ。国内ホテルのボタン式のスリーパーもネグリジェと同じ理由で駄目だ。
海外ホテルにはバスローブは必ずあるが、パジャマはまず備え付けられていない。持ち物を減らすために案外何も着ずに寝ていたのだが、空調も効いているしノリの効いたシーツにくるまって気持ちよく眠れた。
だが、不意に班員や同期が部屋を訪れた時など焦ることこの上ない。
そんな経緯もありそのうち自前のパジャマを持参するようになり、好みがうるさくなった。
旅行や出張に便利なのは、シルクニットのパジャマだ。シワになりにくいし、畳むとコンパクトになる。着心地ももちろん良い。
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ただし、洗濯を繰り返すうちに最初の滑らかさはどんどん落ちてくる。基本的にデリケートな素材なので洗濯自体も気を遣う。
着心地の面でも一番気に入っていたのはガーゼパジャマだ。ただし、私が綿だから良いだろうと勝手に判断し、ガス乾燥機に投入したためボロボロに破れてしまった。
今回はリネンのパジャマを買ったのだが、もちろんリネンは乾燥機にはかけられないが、すぐに乾くのでまずまず扱いやすい。着心地も良く、夏に限らず快適に過ごせる。
早速おろしたてのパジャマを風呂上がりに着ようとして出しておいたら、ショウヘイの座布団になっていた。
返すように迫ると、不服そうな顔をしてきた。
ペッシャンコになって少しぬくもっているパジャマに袖を通した。
出来れば天然素材で着心地良く、乾燥機にかけられるという夢のようなパジャマがあると良いのだが。
それにしても、毎晩寝室に入ると、ベッドはそれぞれ猫達に占領されている。6畳だから他にベッドは置けないし、結構困っている。
ちなみに夫の出張中は夫のベッドで2匹共寝てくれるので何も問題はないのだが、夫がいると定員オーバーになり大変に寝苦しい。いまだ解決策を見出せずにいる。
猫とじゃんけん
ショウヘイは人のようにふるまうのだが、夫の足の上でじゃんけんを披露したこともあった。
嘘ではない。
グー
チョキ
パー
パー!!
じゃんけんと言えば、地方色豊かな風習だ。
私は京都の嵯峨育ちなのだが、たしかその頃のじゃんけんの掛け声は
「じゃ~ん~け~ん~で、ほ~い」あいこだった時には「あいこでしょ」
どこかのんびりとしたものだったが、小学校の途中で湘南に転校になってから、
「最初はグ!じゃんけんほい!」「あいこでしょ!」と超高速になったので全然ついていけず最初気まずい思いをしたことを覚えている。
このじゃんけんは県民性も表していて京都の中でも嵯峨といえば平安時代から田舎扱いで、(更に言うと京都市内でない「京都」はもはや「京都」扱いされない)このじゃんけんのリズムものんびりしているし子供たちも一様にのんびりしていて特に女子は物をはっきりと言わないおしとやかな文化だった。
湘南に来てからは皆早口で話すし、歯に衣着せぬ物言いで面食らった。だがほどなくして私もすっかり関東色に染まり、むしろ心地よくなった。今では周りにいる誰よりきつい物言いをしているという自覚がある。久しぶりに京都の友人に会った時には、私の口調の変わりように皆驚いていた。その時もはっきりと物を言うようになったねとは言わずに、神奈川に住んで、すっかり洗練されてしもたんやなあとやんわりと指摘を受けたのだが。
地方色豊かといえば、航空会社に就職したときが一番それを感じた。
大学もそれなりに地方からの学生がいたのだが、CAの比ではない気がする。当時都内や神奈川の実家から羽田の近くにある訓練センターに通っていたのは私を含めて数名で、逆に珍しがられた。
私の同期にはもちろん北は北海道、南は沖縄出身の子もいて、それぞれイントネーションが違っていて、地方出身者はアナウンスの訓練は苦労していたようだった。
少し上の先輩は奄美大島出身で、本当に南国のエキゾチックな美女という顔立ちで、よく会社に雑誌の取材が来て、表紙を飾ったりしていて、後輩たちの憧れの対象だったのだが、その先輩の同期によると、新人の頃は音読の時になまりがすごすぎてお笑い担当だったといたずらっぽく明かしてもらい、意外な一面を知ったような気がした。ちなみに「あんな美人やけんね、」と博多弁丸出しで話してくれたその先輩も美人だった。大人になってからじゃんけんで何かを決めるという機会がなくなってしまったが、もしあの当時に戻れるなら、皆のじゃんけんの掛け声を聞いてみたいと懐かしく思う。
春先に飲みたいワイン
私は毎回デミグラスソース缶なしでシチューを作るが、いつものように色がブラウンにならない。
調べたところ、小麦粉をまぶした肉を炒める時に、しっかり茶色くなるまで炒めなかったのが原因のようだ。
夫の好物なのでこれまでビーフシチューは何度も作っているのだが、高級肉にしろ今回のような安い部位の牛筋肉にしろ、これぞというレシピになかなか出会わない。
きょうの料理の人気レシピで作ると間違いなく美味しく出来るのだが、手間もかかるし洗い物も多い。
今回は面倒くさがって肉と野菜を別鍋で炒めずワンポットでやりきろうとしたため、火が十分に回らなかったようだ。
出来上がった牛筋のシチューはシチューというよりトマト煮込みになってしまった。
合わせたのは久しぶりにボルドーワイン。
でも、出来上がりのシチューの味としてはキャンティなどのイタリアワインの方がよかったかもしれない。
シャトー・ピュイ・ゲロー 2014年
超高級ワインの「ル・パン」や「パヴィ・マカン」を所有するティエンポン家が手掛けるお手頃なワインということで結構有名なワインだが、飲んだのは初めてだ。
AOCはフラン・コート・ド・ボルドーとある。「コート・ド」というのは「~の周りの」という意味なので、ボルドー周辺のワインですよということなのだが、具体的な場所を失念していたので調べてみた。
場所はサンテミリオンよりも北東にあたる内陸の地域だ。
2009年10月から、AOCコート・ド・ボルドーが併せてフランを表記することも認められたのだそうだ。
ブドウはメルロー主体でカベルネ・フランとマルベックも少し。右岸の典型的なセパージュだ。
香りはそこまで強くなく、味わいも滑らかで控えめな印象。夫は出来の良い日本ワインみたいだとコメントしたが、まさしくその通りだと感じた。
ただし同じ品質の日本ワインを2000円台前半で探すのは現時点では困難だろう。
合わせる食事は意外と和食よりの家庭料理もいけそうな印象だ。
例えば、肉じゃが、とんかつ、しめじと切り干し大根の煮物、牛バラ肉ときのこのオイスターソース炒めなどなど。
私は今ぐらいの時期、つまり春先でまだ朝晩は冷え込み、気温は不安定なのだが、日が着実にのびて日中の日差しに春の気配が感じられるこの時期に、サンテミリオンを筆頭に、メルロー主体のワインが飲みたくなるのだが、それは、この品種の持つ口当たりの優しさ、どこか土のような香り、甘やかな余韻の特徴が関係しているのかもしれない。
桃の節句に桃色の万年筆 ビスコンティ 花咲く桃の木
ここ数週間、急に万年筆が欲しくなった。
きっかけは、夫の父にバレンタインのチョコレートを贈る際に、添え状を書いた時だった。久々に手紙を書くことになったのだが、改めて手紙のマナーなどを調べていると、ボールペンは相応しくない、毛筆か万年筆を使えとある。万年筆は持っていないので、仕方なしに和紙の便箋に筆ペンで認めた。
毎度筆ペンを使うのも現実的ではないし、いい大人なのだから自分用に万年筆を持っておくべきだとの考えに至った。
そこからは寝ても覚めても万年筆。万年筆について日夜調べた。
どの本やネットの情報を読んでも、まずは国産の金のペン先の、1万円クラスのモデルをメーカーごとに試してみろとある。
もしくは初心者にお勧めされているのが5000円以下なら大体この2本だ。
どちらも優れた万年筆なのだろう。
上の2本のどちらかにしようかと決めかけたのだが、一応近所の文具店に行き、ショーケースの中の万年筆を覗いてみた。
そこにはくだんの国産万年筆やパーカーやクロスの万年筆も多少は置いてあった。
だがしかしときめかない。
世の中には万年筆のコレクターなる人たちがいて、20本はざらで、多い人は数百本に及ぶ万年筆を持っているようだ。だが本によると万年筆は頻繁に使うことが何よりのメンテナンスだから、普通の人は3本以上は持たないほうが良いらしい。
ということはである。
最初に初心者だからと妥協して買った万年筆は、そのうち本当に見た目が好きな1本を購入した後はお蔵入りになる可能性が高いと気づいた。
だって普段手帳に記入するペンは1本で事足りているし、今の生活で1日の中でどれだけの文字を記入するかは知れている。
それで私は最初の1本(おそらく最初で最後の1本)として見た目に惹かれたイタリアの万年筆を選び、ネットで購入するという非行に走った。
ビスコンティのヴァン・ゴッホシリーズの「花咲く桃の木」である。
まず、1万円どころか3万円を超えているのに金ペンではなくステンレスである。
そして軸は職人の手作業を大事にしているらしく、それぞれの見本画像を見ると1本1本にかなりばらつきがある。
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若干不安に駆られながら到着を待ったが、手元にやってきたのは驚く程自分好みの色合いの1本だった。
間違いのない選択だった。
だが私ははたと気づいた。
このピンクのインクでは手紙や書類は書けない。
かといって初期不良がないか確認するにはピンクのインクを入れるしかない。
インクを入れたらさすがに使わないと勿体ない。
もしかして普段用に黒のインクを入れたもう1本別の万年筆が必要なのではないか・・・。
とにかく今日は桃の節句である。はまぐりのお吸い物もちらしずしもないが、桃色の万年筆で桃色の文字を書き、夜にはロゼワインを飲もう。
我が家の小さな女の子、れんげの健やかな成長を願って。
特別な日の白ワイン KENZO ESTATEのasatsuyu
KENZO ESTATEのasatsuyu
初めて飲んだのは、たしか夫の両親や兄弟一家とエクシブで食事した時だったと思う。中華のレストランで供された。その時は料理との相性というよりもワイン単体の完成度の高さに唸った。
特に夫が気に入って、彼にしては珍しくワイン名を覚えた。その後京都旅行の際に夫婦で祇園のKENZO ESTATEのバーに行き、asatsuyu以外にも色々グラスで楽しんだのだが、彼の一番のお気に入りはやはりasatsuyuのようだ。
少し前のことだが、12月24日に夫からクリスマスプレゼントが届いた。
中身はasatsuyuのハーフボトル2本だった。
夫よ、それは私宛というよりは自分へのご褒美なのでは・・・と感じたが、まあ美味しいことに違いはないので構わない。
KENZO ESTATEは今ではナパで最も有名なワイナリーの一つに数えられるが、基本的に販売は国内の旗艦店や公式のネットショップが中心で、コストコでも売られているようなオーパス・ワンやケイマスと比べると、レア感がある。
私は初めてKENZO ESTATEの名前を聞いたとき、アパレルのケンゾーを連想したのだが、そうではなく創業者はカプコンの会長だ。全然ワインに関係ない産業だと思うかもしれないが、世界でも各界で成功を収めた著名人は自分の名を冠したワイナリーを所有したがる傾向がある。馬主になるのと同じような心境なのだろうか。
ぱっと思いつくだけでも、フランシス・コッポラとか、X JAPANのYOSHIKIもそうだ。
潤沢な資金がある彼らだからこそ成せる所業だが、自らの名前を冠した自らで監修したワインなんて、考えただけでわくわくする。
以前、近所のお宅で結婚祝いのパーティーがあったのだが、とあるゲストがasatsuyuのマグナムボトルを新郎新婦に贈ったらしい。居合わせた父が、ワインを知らなかったがあまりの美味しさに写真を撮ってきて後で私に見せたので知ったのだ。結婚祝いのホームパーティーにasatsuyuのマグナムを持参するなんて、どんな方なのだろうと気になった。センスが素晴らしいとしか言いようがない。まだ暑い時分のガーデンパーティーだったので、泡や白が良いと思うが、結婚祝い=ブランドブランのシャンパンとか、紅白ワインで贈るとか、新郎新婦の記念のヴィンテージにするとかは思いつくけれど、ガーデンパーティーで晴れの日を祝うには、asatsuyuほど趣向のあるワインはないのではないか。
さて、昨日は冷凍しておいた牡蠣にレモンを絞ったものを合わせてみたが、無難に合った。どうせなら新鮮な季節の刺身をカルパッチョにして、フレッシュハーブや柑橘系のフルーツを何種類か組み合わせてみれば、より良かったかもしれない。
複雑なハーブの香りと、パイナップルの香りが印象的で、透明感のある味わいは、まさに朝露のようだった。
ソーヴィニヨン・ブランはともするとシャルドネよりもやや低く見られがちだが、このワインは間違いなく逸品である。
週末のビールとワイン〜田浦の梅の里〜ブルストのソーセージ
コロナウイルスが収まる気配がないので、日々の食事はなるべく買い物に行かずに、買い置き品と毎週金曜日の生協の宅配でまわしている。
そんな中、先月来たふるさと納税の猪肉を解凍して食べた。そのままだと固そうだったので、豚肉と同じ要領で味噌とみりんの液に半日程ひたしてから、オリーブオイルを回しかけ野菜と一緒にダッチオーブンで蒸し焼きにした。
あとは、本当に食材がないのでサバ缶とネギでパテを作り、冷凍庫にあったパイシートに載せて焼いた。
ワインはポップなラベルだが、意外にもフランス産。
グルナッシュとシラーのブレンドの、ローヌワインだ。ラベルと違って、落ち着いた品のある味わいだった。余韻も長め。この味わいで2000円未満は素晴らしい。だがお察しの通り、サバ缶のパイには合わない。味付けにもよるのだろうが、今回はレモン汁とヨーグルトで調味してしまったのでちぐはぐな印象になってしまった。もちろん猪肉の味噌漬け焼きにはよく合った。
土曜日は久々にパンケーキを焼いてブランチにした。
合わせたワインはモスカートダスティ。
このワインは私のお気に入りで、何本か買ってセラーに入れておいたもの。最近コルクキャップからスクリューに変わったが、コルクキャップの時はガス圧の関係で物凄く抜栓し辛かったので、スクリューになって女性でも気軽に開けられるようになって嬉しい。
モスカートダスティはアルコールが5%程になった段階で発酵を強制終了させた、微発砲で甘口のワイン。フレッシュでフルーティな味わいもあって、お酒に飲み慣れない女性にも人気だ。
我が家は飲み慣れないということはないのだが、このモスカートダスティは特別。ムスクのエキゾチックな香り、メロン、マスカット、桃、はちみつ 、ヨーグルトのような幸せな香りが次々と現れる。シャンパンとはまた違う、幸せになれるワインなのだ。スピネッタ社のバローロやバルバレスコはなかなか手が出ないけれど、このモスカートダスティなら手頃な値段だし、同社のスタイリッシュでモダンな作りがしっかり反映されている。
私にとってモスカートダスティの甘ったるいイメージを覆してくれた嬉しい驚きの1本なのだ。
ワイン単体で明るいうちから飲むのもおすすめだが、甘いものを合わせるとより幸せな気分になれる。ビスコッティなら間違いないだろう。
今回はフルーツを添えたパンケーキにしたが、以前桃に水切りヨーグルトをかけたものを合わせた時も良かった。
日曜日はサイクリング。
田浦の梅の里へ出かけた。
日が傾きかけていたが、振り返ると天国のような光景があった。
展望台まで登り、遠く木更津まで見渡す。
桜もいいが、梅の趣深さにもため息が出る。
帰宅すると猫達が私の羽毛布団に潜り込んでサンドイッチになっていた。器用で可愛らしい。
私にしては結構な運動量だったので、ビールで乾杯だ。たまたま買いに行ったらまさかの黒ビール2種しか売っていなかったのだが、これは飲みなさいと言われているようなものだ。
ブルストのソーセージやパテにぴったり過ぎるから。ワインのように高めの温度でじんわりと飲むビール。
ごちそうさまでした。
ボルドーとブルゴーニュ ワインの違いの背景
なぜ、ブルゴーニュでは畑が細分化されていて、ボルドーではシャトーの所有者が変わっても畑の面積は維持されてきたのか。
ボルドーとブルゴーニュと言えば、言わずもがなフランスを代表するワイン産地だ。
しばしワイン好きの間ではボルドー派かブルゴーニュ派かで議論になるし、ボルドーは女性的とかブルゴーニュは男性的とか、何かと対比されてきた。
世界ではボルドーを手本としてカベルネのワインがたくさん作られており、有名なオーパス・ワンやスーパータスカンの成功例など枚挙にいとまがないが、一方、栽培が難しいとされるピノ・ノワールもタスマニアやオレゴンなどの冷涼な生産地で成功を収めている。個人的にはカリフォルニアのロマネ・コンティのキャッチフレーズで有名なカレラが好きだ。
さて、ボルドーと言えば、広大な敷地に荘厳なシャトーがそびえ、見渡す限りの整然とした畑が広がり、かたやブルゴーニュは、ここがかのロマネ・コンティの畑かと、ただ十字の塔が建っているだけの小さな区画から世界的に有名な極上のワインが生まれる事に驚く。そもそもワインの格付けや仕組み自体も全く違うので勉強したての頃に戸惑った。
かねてから疑問に思っていたことがある。
何故ボルドーは作付け面積が大きく、ワインが大量に生産されるのに対し、ブルゴーニュの畑は細分化され、所有者も複雑でワイン生産量は相対的に少ないのか。
この両者の性格の違いにはフランス革命が大いに関係している。
ボルドーとブルゴーニュでは、そもそもワイン作りの起源が違う。
まずボルドーだが、ボルドーの市街地の喧騒にうんざりした貴族たちは、メドックに壮麗な館を建てて住んだ。そして自家消費用にワインを作った。消費しきれない分を売りに出したところ評判を呼び、これがシャトーワインの原型となった。また、ボルドーは港町だ。イギリスとの交易で栄えてきた。貴族の自家消費用とは別に、ネゴシャンが量産型のワインをブレンドして、そのワインはイギリスへと輸出されていた。
一方ブルゴーニュワインは、シトー派の修道士がワイン作りを始めたのがきっかけだ。ワインは神への捧げ物でもあるし、キリスト教とワインは切っても切り離せない。かれらは教会の土地をせっせと歩いて調査し、地質や諸条件の特徴別に細かく区切った。驚くべきことに、それが今日でもほぼそのままクリマ(区画)になっている。つまり陽当たりも水捌けも良い特別な区画は当時から現在までグランクリュなのだ。
ここで前述したフランス革命が起きる。
ボルドーでもブルゴーニュでも、畑は没収される。
ボルドーではシャトーの持ち主であった貴族が逃げてしまっていたため、支配人がブドウの世話をしワインを醸造した。そうした環境の中で、醸造長がカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが優れていることを発見し、今日のボルドーワインが出来上がっていった。それまではマルベックや、他にも今では使われない様々なブドウがいい加減に混植されていた。そしてここでイギリスが出てくるのだが、交易を通してイギリスとの結びつきが強かったボルドーでは、畑の分割所有を避けるためにイギリスの遺言制度を見習って、遺言でシャトーの分割を避けた。また、シャトーを株式会社にし、子供達に株を持たせることでシャトー自体を分割させないようにもした。シャトー自体は物凄く高価で、運営にも多額の資金が必要なので、その後多くは金融界の手に渡っている。シャトー・ムートンもシャトー・ラフィットもロスチャイルド家のものである。ちなみに格付け3級のシャトー・ラグランジュはバブル期にサントリーが購入し、今日まで同社のものである。東洋のメーカーの手に渡るなんて当時としては前代未聞で、猛反発があったようだが、サントリーは設備を一新し、荒廃していたシャトーを盛り返した。その後酒質はみるみる良くなり今ではボルドーからも歓迎されているようだ。
一方、ブルゴーニュの畑はほとんど教会の持ち物だったが、これらはディジョンの大商人(と一部は農民)に没収された。そして相続の際にはナポレオン法典に則り子供の数だけ分割された。だから一つの区画を複数のドメーヌで所有しているのだ。だから一口にエシェゾーだとかモンラッシェだとか言っても、それはどのドメーヌのエシェゾーやモンラッシェなのかということが重要になってくる。もちろんビンテージも重要なのは言うまでもない。その年の出来栄えがどうかということ以外に、所有者が代替わりして作り方が変わっているかもしれないことも加味しなければならない。もっともこれはブルゴーニュに限った話ではないが。
その後フィロキセラなどにより商人がドメーヌを手放したあと、農家が買い取ったが、農家の資力により更に畑は細分化されていった。こうして、ブルゴーニュは素晴らしいワインを作る小さなドメーヌを輩出するようになった。
一言にまとめると、ボルドーは貴族が守ってきたワイン、ブルゴーニュは民主化されたワイン、と言える。
それぞれの地方のワインの辿ってきた歴史を考えながら飲むのもまた面白い。
パドルブラシの比較 アヴェダとルーヴルドー
6年くらいぶりにパドルブラシを買い換えた。
以前のものはハワイでたしか25ドルで買ったアヴェダのパドルブラシだ。その頃はパドルブラシは今ほど流行っていなかったが、髪の綺麗な友人がハワイ旅行に持ってきているのを見て、衝動買いした。
それまで私はまともにヘアブラシを買ったことがなく、手先が不器用なのでボブの時はくるくるドライヤーで何とかブローしていた。CAとして働いている間はシニヨンにすることも多かったのだが、ヘアセットは実家にあったつげの櫛を使って仕上げていた。荷物の少ない私にとって、軽くて化粧ポーチにすっきり入るところも良かった。基本的にブラシはステイ先のホテルに置いてあるアメニティのものを使えば十分だと思っており、当時はデジタルパーマをかけていたこともあり、あまり熱心にとかしたこともなかった。
ついでに白状すると、新人の頃はブラシも櫛も使わず、手櫛でシニヨンにしていた!そんなだらしない私を見かねたのか、とある先輩が「ねぇ、櫛使ってシニヨン作ってる?」と尋ねた。私はさすがに手櫛と答えたらまずいと思い、「いえ、ホテルにあるヘアブラシを使っております」と嘘をついてしまった。先輩は優しく、「そっかそっか。次からは櫛を使ってまとめてみるといいよ、崩れにくくなるし、面にツヤも出て綺麗だから」とアドバイスしてくれた。当時はやれ知識確認だ挨拶だと気を取られ、初歩的な身嗜みを整えるということさえ出来ていなかった。特に航空業界はそうなのだが、毎度はじめましてのようなメンバーで仕事もするし、仕事のメンバーにも、もちろんお客様にも、見た目の印象はものすごく大切だ。爪を切り揃える、靴を磨く、髪をきちんとセットするということは職場に向かう以前に自宅でゆっくりと準備できることだ。準備が万全で初めて上空で良いパフォーマンスが出来るというものだ。
だいぶ脱線したが、髪のツヤツヤの友人に憧れてパドルブラシを買ってみたら、頭皮のマッサージが出来るところもなかなか良くて、以来毎日せっせと使ってきた。結婚後は夫婦共用で使っていたのだが、先日ふと見るとピンが1本、2本と抜けていた。それでも使い続けているうちに、ついにクッション部がガサッと剥がれてきてしまったので、さすがに買いかえることになった。
そこで初めてブラシについて色々と調べ、ブラシ界のロールスロイスなるメイソンピアソンにも食指が動いたのだが、やはり使い慣れたパドルブラシの方が良いかと思い、もう一度アヴェダを買おうかとした。だが、パドルブラシを調べると、ルーヴルドーという美容院でも売っているというブラシにいき当たった。
なかなか評判が良さそうなのでこちらを買ってみた。
大きさはアヴェダとほぼ同じだが、柄はルーヴルドーの方が短い。
ブナの木を飛騨の職人さんが手作業で仕上げているらしい。
値段も結構するからか、マニュアルと共にしっかりした化粧箱に入って届いた。
クッション材にマイナス電子とか、ピン1本1本に育成光線とか書かれていて、どうも怪しいと思ったが、ブラッシング大嫌いな我が家のショウヘイが喉をゴロゴロ言わせてブラッシングさせたので、もしかしたら猫にはわかるのかもしれない。
頭皮の気持ち良さはアヴェダとほぼ同様だが、ルーヴルドーの方は、心なしか髪がサラサラになる。と同時に結構な静電気も起こる。私の髪は冬場は比較的乾燥してサラサラしているのだが、梅雨時から夏にかけてはベタベタしてまとまりがなく、うねり、広がり、耐えがたい状態になる。梅雨以降に是非本領発揮して貰いたい。
鎌倉で食材を買うなら~おすすめの5店
鎌倉は魅力的な観光地である一方、1本路地に入れば閑静な住宅地でもある。
当然観光客相手の店だけではなく、生活に密着した魅力ある店もたくさんあるのだが、まだまだ地元民にしか知られていなかったりもする。
私が鎌倉に行くのは観光というよりは買い物が多い。自転車で数軒を回っている。
・アジア商会
コーヒー豆と製菓材料、スパイス、世界の食材屋さん。看板商品のアジアブレンドが人気だ。通常はコーヒーは豆のまま買うのだが、ここでは粉に挽いてもらうことにしている。雑味の元となるカスを丁寧に除いてくれるので、お店でも粉を売りにしている。価格も求めやすい。
そして、海外の料理番組のレシピや、本格的なインドカレーなんかを作る際に、近くのスーパーでスパイスが揃わない場合、高確率でこちらの店には置いてある。最近ではヒング、フェンネルシード、タマリンドなどが必要になって訪れたのだが、ちゃんと置いてあり、思わず何でもあるんですねと店員さんに声をかけてしまった。
・魚浦
小町通りと若宮大路の間の路地にある魚屋だ。この店は立地も関係してか観光客も多い。おすすめはさば味噌。大きくて脂がのっていて美味しいのだが、午後に行くと売り切れていることが多い。わかめは海から取ってきたままという感じで身が厚い。11月頃から並ぶ加熱用牡蠣も大ぶりで最高だ。わかめと牡蠣をバターと酒でさっと蒸して食べるのがお気に入りだ。珍しいものではくじらの刺身なども置いてある。スライスして生姜醤油で食べたが、料理が面倒な時にはやはり刺身は重宝だ。
ホームページがないのでいまいち営業日を把握していない。せっかく行っても休みの日にあたることもある。なのでたまたま開いているとついたくさん買ってしまう。
・きびや
全粒粉、天然酵母のパン屋さん。最近ではすっかり有名店で、いつ行っても混んでいる。おすすめはプレーン、ふすま食パン、カンパーニュ、バケットなどのシンプルなパン。
昔は買ってきて翌日にはカチカチに硬くなってしまっていたので、「茶色い石みたいなパン」と言って敬遠していた。しかし蒸すとモチモチの食感になることを知って以来ここのハード系のパンの大ファンである。最近はせいろで蒸してそのまま夕飯の時に頂いたり、朝は熱々に蒸したパンの上にバターと蜂蜜をのせて頂くのがお気に入りだ。
個人的にはスコーンのもそもそした食感も好きだが、ホテルのアフタヌーンティーで出てくるさくさくのタイプとは違うので、好き嫌いが分かれるかもしれない。なお、チョコクロワッサンなどの甘いパンは蒸し器に入れられないが、普通にトースターで軽く温めるだけで美味しく頂ける。
・邦栄堂製麺所
鎌倉から逗子に向かう名越のトンネルの手前にある製麺所。ラーメンを1玉、麺だけでもスープ付きでも売ってくれる。私は太麺か極太麺が好み。餃子の皮も美味しい。
この店を知ってから家でラーメンを食べる率が格段に上がった。冷凍する場合は面倒でも1玉ずつ小分けにすると、くっつくのを防げる。
・鈴木屋酒店
由比ガ浜にある自然派ワインの販売店。鎌倉のレストランで飲んだワインが美味しくて、どこで買えるかソムリエに尋ねたところ、こちらのワイン屋を教えて貰ったのがきっかけで時々訪れている。レストランとの契約も多そうだが、個人客にももちろん親切に接してくれる。地方発送も出来るので、お中元お歳暮のワインを選んだり、土日に行っている角打ちで気に入ったワインを購入している。
土曜日には夫と鎌倉巡りをして購入した食材で簡単な食事をつくり、ワインを飲む。最近の充実した休日の過ごし方だ。
女性向けのお洒落な自転車を購入
自転車選びにあたって、もう一度求める要素を考えてみた
かごがつくこと
普通のシティサイクルなら当たり前なのだが、ちょっとおしゃれな自転車(おそらくクロスバイクというカテゴリーに入る部類)にはカゴがはじめから付いていない。後付け可能なら良いのだが、付けられないものもあるので注意したい。また、クロスバイクは車体が軽く作られているのであまり重たい荷物を入れるとバランスを崩しやすくなる。
乗車姿勢が楽なこと
当たり前だが、どの自転車も少しずつ乗り心地が違う。同じ身長でも手足の長さや体格により合う自転車は違うから、出来れば実際に試乗してみたい。
錆びに強いこと
ステンレスやアルミは鉄に比べれば錆に強いが、錆びない訳ではない。もう、これは雨で濡れたら拭き、普段から室内保管する他ないだろう。私が今乗っている自転車は、錆び過ぎて見た目の残念さもさることながら、ちょっと具合の悪いところがあって自転車屋さんに持ち込んだのだが、ネジを外すことも出来ない状態で、修理不可だったのだ。
スカートでも乗れるか
秋〜冬はほとんどパンツで過ごすのだが、夏は普段着にワンピースも着るし、予定があって都内に出る際にはハイヒールを履いたりタイトスカートを着ることもある。この時駅近の駐輪場まで自転車を使うので、スカートでも跨げるようなフレーム形状でないといけない。また、ワイドパンツの時などに、チェーンガードが付いていないと悲惨だ。出来れば最初から泥除けとチェーンガードはあって欲しい。
見た目
これはもう完全に好みの問題だが、たくさんの自転車を見ているうちに、どうも私はクロモリフレームという鉄の素材のフレームが、細くて好きなことがわかった。アルミフレームは軽くて魅力的だが、クロモリに比べると何となくカジュアルな雰囲気だ。
ちなみにクロモリフレームは独特の柔らかい乗り心地が持ち味で、好きな人は好きらしい。
あとは同じ自転車でも色により雰囲気が変わるが、毎年のモデルチェンジにより、今年の色が次の年あるとは限らない。迷っているうちにメーカーでも在庫切れとなってしまい、翌年は違うカラーになってしまうなんてこともある。
私が見つけた限りのおしゃれな街乗り自転車を挙げる。
・プジョーのLe Chic
プジョーと言えば車で有名なので、なんとなく親しみがある。デザインもさすがにお洒落だが、残念ながらこちらも今は手に入らない。
・KONAのCOCO
選択肢の中では価格は高め。その分性能は良いようで、たまたま電話で問い合わせをした自転車屋さんからは非常におすすめされた。
今年のモデルの色は特徴あるはっきりとしたオレンジで、この色が私のイメージには合わないため、見送った。
・ルイガノのシティーローム
近所でよく見かけるブランドで、カナダのブランドだ。アルミフレームのカジュアルな車体が個人的には雰囲気に合わないと感じ、またブランド自体が隣近所の方の自転車と同じになるので、何となく見送った。
・GIOSのLIEBE
GIOS リーベ 2020 ジオス LIEBE[GATE IN]
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選択肢の中では価格が安い。
実物を見たところ、スポーティーな印象。ジオスブルーと呼ばれるブルーが有名だ。
ただ、使われている部品は他の選択肢にある自転車と比べて価格の分の差はあるとやんわりと言われた。
・ラレーのTRM
[rakuten:hakusen:10003134:detail]
イギリスのブランドのクラシックな自転車。日本で作られている。小柄な女性向け。
ライナスバイクスのdatch3
BREEZERのダウンタウンEX ST
[rakuten:ride-on:10323426:detail]
結局のところ実車を見ることが出来て、在庫もあった数少ない選択肢の中から、こちらに決めた。
外装7段のギア付きで、自分にはオーバースペックかと思ったが、実際フル活用している。自宅前の20メートル程の急坂は、これまで押して歩いていたが、ギアのおかげで乗ったままで登れるようになった。
また、車体も軽いので何とか苦にならず自宅の玄関収納から出し入れ出来ている。
フレームは跨ぎやすく、スカートでも問題ない。
上体を起こした姿勢なので、腰痛持ちの私にも不安なく乗ることが出来る。
これまでおしゃれなカフェやアパレルショップに自転車を停めるのが申し訳なかったのだが(ショップの外観を損ねていたので)、これからは自転車を堂々と停めて入店出来る。